アメリカに旅行に行くけど、空港でWifiレンタルするのは面倒。だけど現地ですぐに普段と同じようにネットを使いたい。
そんな要望に答えます!
本記事の内容
今回は実際に利用してみた3つのSIMカードを紹介します。紹介するSIMカードを利用するためには、SIMフリーのスマートフォンまたはSIMフリーのWifiルーターが必要ですので注意してください。
最終的に料金と用途によってお好みのカードを選んでください。
- アメリカ プリペイド SIM Ready SIMカード 【データ通信2GB 30日タイプ】
- MOST SIM – T-Mobile SIM アメリカ SIMカード 【無制限 / 120日タイプ】
- Threeデータ通信プリペイドSIM【イギリス含む42ヶ国対応】【12GB / 360日タイプ】
アメリカ プリペイド SIM Ready SIMカード
項目 | 説明 |
価格 | 2250円〜4590円 |
容量 | 500M, 1GB, 1.5GB, 2GB |
期間 | 7日, 14日, 21日, 30日 |
通信規格(速度) | 4G・LTE |
テザリング | OK |
アクティベーション | すぐに利用可 |
利用回線 | T-mobile |
動作確認機種 | IPhone 6s Plus SIMフリー |
購入先 | Amazon |
Ready SIMのメリットとデメリット
実際に【データ通信2GB 30日タイプ】を購入しアメリカの東海岸で利用しました。その時のメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット | デメリット |
○アクティベーションが簡単 | ✕最大2GBと容量が少ない |
○LTEで高速通信 | ✕コスパが悪い |
○テザリングも高速 |
このSIMは同封の説明書に従って設定するだけでインターネットが利用できるのでとても簡単です。SIMカードによってはアクティベーションまで約24時間必要なものもあるので、この点は注意が必要です。
デメリットはコスパが悪い点と利用可能な容量が少ない点ですが、利便性を考えると仕方ないですね。2GBだとテザリングをPCでするとすぐに容量がなくなってしまいます。その場合は追加チャージで容量を購入することも可能です。
メリットは通信速度が早くLTE通信で、日本にいるときと同様にストレスなくインターネットが利用できます。そしてテザリングをしても同様に高速で、PCからも当程度の速度でインターネットが利用できました。SIMカードによってはテザリングのできないものや、テザリングができても3Gなどの低速な通信しかできないものがあるので注意が必要です。アメリカ プリペイド SIM Ready SIMカードは総合的にとてもおすすめのSIMカードです。
MOST SIM – T-Mobile SIM アメリカ SIMカード
項目 | 説明 |
価格 | 2790円〜23,600円 |
容量 | データ通信使い放題 |
期間 | 5日, 7日, 10日, 12日, 15日, 21日, 30日, 45日, 60日, 90日, 120日 |
通信規格(速度) | 4G・LTE |
テザリング | OK (ただし3G通信) |
アクティベーション | 約24時間 |
利用回線 | T-mobile |
動作確認機種 | IPhone 6s Plus SIMフリー |
購入先 | Amazon |
MOST SIMのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
○LTEの高速通信 | ✕テザリングが低速 |
○容量無制限 | ✕アクティベーションの時間が長い |
○利用期間が柔軟に選択 | |
○SIMピンが同封 |
このSIMのアクティベーションは、パッケージのQRコードを読み込みサイトから行います。同封の説明書に従って設定するだけで申込みは簡単にできますが、アクティベーションまで約24時間必要なので渡航前に事前に申し込みをする必要があります。
デメリットはこのアクティベーションの時間とテザリング時の通信速度が遅い点です。容量無制限はとてもありがたいですが、テザリング時の速度はとても遅いです。参考までにfast.comで速度を計測してみました。テザリング時の速度は230Kbpsしか出ていないですね。これではYouTubeなどの動画はみれませんね。
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テザリング時の通信速度 | iPhone単体での通信速度 |
メリットは単体で利用する場合の通信速度が速い点で、測定すると2.2Mbpsでした。LTE通信で日本にいるときと同様にストレスなくインターネットが利用でき更に容量が無制限です。もちろん動画も問題なくガンガン見れちゃいます。ただしT-mobileの制限で1日の利用量が1.2GBを超えると低速モードに切り替わってしまうので注意が必要です。そして滞在期間に応じて、5日から最大120日まである程度は柔軟に期間が選べるのも魅力です。
更に同封物にSIMピンが含まれていました。SIMカードを交換するときにはクリップなどで代用できますが、SIMピンがあるととてもありがたいです。
クリップを使って交換する方法を見たい方は「iPhoneのSIMトレイを取り出す方法 ピンを失くしたときの裏ワザも伝授!」を参考に。まとめるとテザリングは必要なく、容量を気にせずにガンガンネットを利用したい方には、MOST SIM – T-Mobile SIM アメリカ SIMカードはかなりおすすめです。
Threeデータ通信プリペイドSIM
項目 | 説明 |
価格 | 1130円, 1980円, 5000円 |
容量 | 1GB, 3GB, 12GB |
期間 | 30日, 3ヶ月, 12ヶ月 |
通信規格(速度) | 3G/2G (イギリス以外) |
テザリング | 不可 |
アクティベーション | すぐに利用可 |
利用回線 | 現地のインフラを利用 |
動作確認機種 | IPhone 6s Plus SIMフリー |
購入先 | Amazon |
Threeデータ通信プリペイドSIMのメリット・デメリット
こちらも先程と同様にアメリカの東海岸で利用しました。その時のメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット | デメリット |
○アクティベーションが簡単 | ✕通信速度が遅い |
○価格が安い | ✕テザリング不可 |
○長期間利用可能 | ✕車での移動時に不安定 |
○Wifiルーターで利用可 |
このSIMのアクティベーションは簡単で、SIMカードを挿してローミングをONに設定するだけですぐに利用ができます。ローミングをONにしてもこのSIMを使っている間は料金がかからないので安心してください。
デメリットはアメリカ国内の場合は3G通信になるため通信速度が遅く、テザリングができない点です。また車などで移動しているときには接続が不安定になりインターネットにつながらない場合が多かったです。その場合は「機内モードのON/OFF」を利用して再度ネットワークを見つけるようにすると接続できます。
メリットは価格と利用期間が長いことです。1GBの30日間で約1000円は魅力的な金額です。また12GBの1年間でも5000円なので、一度買ってしまうと、頻繁に海外に行かれる場合には何度もSIMカードを購入する必要がないため重宝します。またこのSIMカードをWifiルーターに入れて使うこともできるので、この使い方がおすすめです。
私もNETGEAR WiFi LTE モバイルルーター SIMフリー でThreeを利用しています。この使い方だと複数台の端末をインターネットにつなげることができるし、このルーターのバッテリーで10時間以上電源を入れていても大丈夫なので、動画の視聴は諦めるのであれば利用しやすいです。
iPhone単体での通信速度 | Wifiルーター利用時の通信速度 |
海外でも手軽にインターネット
紹介した以外にもたくさんのプリペイドSIMがありますが、ポイントは通信速度とテザリングの有無、そして期間によって価格が決められているので、どれを優先すべきかご自身の用途に合わせて選ぶことが重要です。もちろん期間内であっても利用料が容量制限を超えた時点で使えなくなりますので、その点は注意が必要です。
上記3つのSIMでは、1週間程度の旅行であれば、アメリカ プリペイド SIM Ready SIMをおすすめします。いざと言うときのテザリングでも高速にインターネット接続ができて、最大2GBあるのでなんとか一週間程度であれば1枚のSIMで乗り越えられると思います。
それでは海外でもインターネットを楽しんでください。
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